アクロコルドン

アクロコルドン

【英】acrochordon

 

=軟性線維腫

軟性線維腫

ナンセイセンイシュ

【英】, soft fibroma

【独】weiches Fibrom

【ラ】fibroma molluscum

同義語:アクロコルドンacrochordon,糸状線維腫skin tag

 

正常皮膚色,褐色,黒褐色の表面平滑または細皺状のやわらかい有茎性の糸状,扁平,袋状の小結節であり,大きさは粟粒大からアズキマメ大など.教科書ではアクロコルドンも同義となっているが,頚部,腋窩などに多発する糸状のものをアクロコルドン,体幹に単発するやや大きなものを軟性線維腫soft fibroma,これがさらに巨大になると懸垂性線維腫fibroma pendulumとも呼ばれる.思春期以後に発生するが,中年以後とくに肥満者,女性に多く,一種の老化現象と考えられる.”ネズミの手”などともいわれる.

 

軟性線維腫(ソフトフィブローマ)とは

軟性線維腫は良性の皮膚腫瘍で、コラーゲン繊維と血管からなる芯(線維血管性コア)を、表皮が被覆した形で突出します。

疫学・好発部位

診断と鑑別

  1. 臨床的診断
  1. 鑑別疾患

治療法

1. 放置

2. 外科的切除(保険適応)

3. 電気焼灼・高周波焼灼

4. 液体窒素凍結

5. CO₂レーザー治療

予後と再発

日常生活上のポイント

さらに知りたい方へ

何か気になる点や詳しく知りたい治療法があれば、ぜひ教えてください。

軟性線維腫の治療法:詳細ガイド

軟性線維腫を除去するには複数の選択肢があります。大きさや部位、患者さんの希望、コスト・保険適応を踏まえ、最適な方法を選択します。以下、主要な治療法を手技概要、特徴、メリット・デメリットの観点で整理しました。

1. 外科的切除(切除縫合)

手技概要

特徴

メリット

デメリット

2. 電気焼灼(Electrocautery/高周波焼灼)

手技概要

特徴

メリット

デメリット

3. 液体窒素凍結療法

手技概要

特徴

メリット

デメリット

4. CO₂レーザー/Er:YAGレーザー

手技概要

特徴

メリット

デメリット

5. 結紮(ゴムバンド結紮法)

手技概要

特徴

メリット

デメリット

6. 新規・代替的アプローチ

メリット・デメリット

各治療法の比較表

 

 

さらに詳しく知りたい治療法や、「どの方法を自分に合わせて選ぶべき?」といったご相談があれば教えてください。ほかにレーザーの種類比較や、瘢痕管理テクニック

レーザー種比較:治療選択のポイント

軟性線維腫の瘢痕や再発予防を見据えたレーザー治療には、波長や照射パターンごとに特性があります。下表で主な機種を比較しました。

 

レーザー選択の考慮点

瘢痕管理テクニック:具体的方法と比較

瘢痕の質感改善や赤み抑制、肥厚予防のためには、多様な物理療法・外用療法・注射療法を組み合わせるのが鍵です。以下に主なテクニックをまとめ、比較表も示しました。

主な瘢痕管理テクニック

  1. シリコーンシート・ゲル
  1. 圧迫療法
  1. ステロイド局所注射
  1. マイクロニードリング
  1. レーザー治療
  1. 物理療法・マッサージ
  1. 外用薬

瘢痕管理技術の比較表

即答:瘢痕タイプ別の代表的アプローチ

これを基礎に、瘢痕の部位や成熟度、患者さんの希望・ライフスタイルを加味して最適化します。

1. 瘢痕の診断ポイント

瘢痕治療を始める前に、以下を評価します。

2. タイプ別治療選択ガイド

3. 症例イメージと具体プラン例


  1. 首~胸部のケロイド(増殖期、かゆみあり)
  1. 上肢肘窩の肥厚性瘢痕(成熟期、見た目が気になる)
  1. 顔面ニキビ後の萎縮性瘢痕

4. 次のステップ:情報収集のための質問

  1. 現在の瘢痕タイプ(ケロイド性/肥厚性/萎縮性)は?
  2. 発生部位と大きさ、経過期間は?
  3. これまでに受けた治療とその反応は?
  4. ダウンタイム許容度や予算感は?

これらをお教えいただければ、より具体的な治療プランとスケジュール、コストシミュレーションをご提示します。

さらにご参考までに

お気軽に追加のご質問やケース詳細をお知らせください。