日本東洋医学会

一般社団法人日本東洋医学会(にほんとうよういがくかい、The Japan Society for Oriental Medicine)は、東洋医学漢方鍼灸生薬・日本医学)に関する研究の発表等を通じ、東洋医学の進歩普及に貢献し、学術文化発展に寄与することを目的とした学術団体である。日本医学会の分科会加盟学会の一つ。

目次

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沿革

略史

設立前史

日本東洋医学会設立の前兆あるいは学会の前身となる組織は以下のとおり[5]

学会準備委員会の委員として、細野史郎、大塚敬節、和田正系、龍野一雄、長濱善夫、矢数道明、山崎順、丸山昌郎、間中喜雄、藤平健、森田之皓の11名が決定し、勧誘活動や創立総会の準備が進められた[2]。龍野の出身校である慶應義塾大学薬理学教授阿部勝馬の斡旋により創立総会会場として慶應義塾大学北里記念図書館講堂を借りることとなり、1950年(昭和25年)3月の創立総会を経て、98名の学会員で設立された[5]

事業

主な事業は以下のとおり[1]

  1. 学術集会開催
  2. 会誌その他出版物発行
  3. 専門医認定制度
  4. 東洋医学関連の調査研究
  5. 関連諸機関との提携・交流

学術雑誌

1年間に6号の学会誌と学術総会抄録号を発行。200812月、現在通巻259号(第59巻第6号)[1]

歴代会長[1][2][5][11]

氏名

年度

初代

龍野一雄(理事長)[12]

-1951年度

1

細野史郎

1952-1954年度

2

和田正系

1955-1956年度

3

大塚敬節

1957-1958年度

4

矢数道明

1959-1962年度

5

藤平健

1963-1964年度

6

相見三郎

1965-1967年度

7

伊藤清夫

1968-1972年度

8

坂口弘

1973-1976年度

9

山田光胤

1977-1980年度

10

寺師睦宗

1981-1982年度

11

室賀昭三

1983-1986年度

12

大塚恭男

1987-1988年度

13

室賀昭三

1989-1990年度

14

松田邦夫

1991-1994年度

15

宮本昭正

1995-1998年度

16

代田文彦

1999-2001年度

17

石橋晃

2002-2004年度

18

石野尚吾

2005-2008年度

19

寺澤捷年

2009年度-

2008科学技術振興機構が行う電子アーカイブ事業の対象誌に選定される(J-STAGEサイトにて公開)[7]

学術総会

学会事務所

東京都港区海岸1丁目9-18国際浜松町ビル[8]

支部

北海道東北関東甲信越東海北陸関西中四国九州8支部[1]

専門医認定制度

1989平成元年)認定医制度発足[9]

日本専門医制評価・認定機構(旧 学会認定医制協議会)加盟制度[10]

認定医数:2,755[9] 

会員数

歴代会長

関連項目

脚注

  1. a b c d e f g h 東洋医学会について、日本東洋医学会公式webページ、2009212日閲覧
  2. a b c d e f g h 矢数道明ほか「日本東洋医学会10年史」『日本東洋医学会雑誌』1960年、10巻、4号、p133-152
  3. ^ 井上了生、稲木一元「日本東洋医学会-日本医学会加盟承認さる:新会長・松田邦夫氏に聞く」『活』1991年、33巻、6号、p103-107
  4. ^ 「日本医学会分科会情報:87日本東洋医学会」、日本医学会公式webページ、2009223日閲覧
  5. a b c 坂口弘「日本東洋医学会45年の歴史を振り返って」『日本東洋医学会雑誌』1995年、45巻、4号、p731-744
  6. ^ 「学会誌一覧」、日本東洋医学会公式webページ、2009219日閲覧
  7. ^ 「平成20年度電子アーカイブ対象誌一覧」科学技術振興機構公式webページ、2009219日閲覧
  8. ^ 社団法人日本東洋医学会定款第2、日本東洋医学会公式webページ、2009212日閲覧
  9. a b 「専門医認定制度の現況」、日本東洋医学会公式webページ、2009219日閲覧
  10. ^ 日本専門医制評価・認定機構加盟学会へのリンク、社団法人日本専門医制評価・認定機構公式webページ、2009212日閲覧
  11. ^ 初期は理事長と称した。
  12. ^ 慶應義塾大学医学部漢方医学センター

外部リンク

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